子宮腺筋症と子宮内膜症の違いとは?症状・治療法・妊娠への影響を解説🌿
目次

こんにちは😊
鹿児島県鹿児島市上荒田町で無痛分娩も行っている産婦人科の平野エンゼルクリニックです!
「子宮腺筋症と子宮内膜症って何が違うの?」
「生理痛がひどいけれど、どちらの病気なの?」
子宮腺筋症と子宮内膜症は、どちらも女性に起こる婦人科疾患です。
強い生理痛など、似た症状があるため「違いがよく分からない……🤔」という方もいるかもしれません。
実は、この2つの大きな違いは、子宮内膜に似た組織がどこに存在するかという点にあります。
今回は、子宮腺筋症と子宮内膜症の違いをはじめ、それぞれの症状や検査、治療法、妊娠との関係について、分かりやすく解説します✨
子宮腺筋症と子宮内膜症の違いは「できる場所」
まずは、それぞれどこに病変ができるのかを見てみましょう。
🩺 子宮腺筋症とは?

子宮腺筋症は、子宮内膜に類似した組織が子宮の筋層の中に存在する病気です。
子宮の筋層に病変ができることで、子宮の壁が厚くなったり、子宮が大きくなったりすることがあります。
代表的な症状として、月経痛や過多月経などが挙げられます。
🌸子宮内膜症とは?
子宮内膜症は、子宮内膜に類似した組織が、子宮の内腔や子宮筋層以外の場所に発生・発育する病気です。
卵巣や骨盤内などにできることがあり、卵巣に発生したものは「卵巣子宮内膜症性嚢胞(チョコレート嚢胞)」と呼ばれます。
つまり、簡単にまとめると👇
子宮腺筋症 → 子宮の筋層に病変ができる
子宮内膜症 → 子宮内腔・子宮筋層以外の場所に病変ができる
という違いがあります。
ただし、両方が同時にみられることもあるため、「この症状だからこちら」と自己判断することはできません。
📋 子宮腺筋症と子宮内膜症を比較すると?
それぞれの特徴をまとめてみましょう👇
| 子宮腺筋症 | 子宮内膜症 | |
| 📍 病変ができる場所 | 子宮の筋層 | 子宮内腔・子宮筋層以外 |
| 🩸 主な症状 | 月経痛、過多月経など | 月経痛、慢性骨盤痛、性交痛、排便痛など |
| 🏥 子宮への影響 | 子宮壁が厚くなったり、子宮が大きくなったりすることがある | 癒着や卵巣子宮内膜症性嚢胞などを起こすことがある |
| 🤰 妊娠への影響 | 妊娠に影響する可能性がある | 妊娠しにくさにつながることがある |
| 💊 治療 | 薬物療法、手術など | 薬物療法、手術など |
症状や病変の程度には個人差があります。
また、子宮腺筋症と子宮内膜症が合併することもあります。そのため、気になる症状がある場合は、婦人科で詳しく調べてもらうことが大切です。
子宮腺筋症ではどんな症状が出る?

子宮腺筋症では、主に次のような症状がみられます。
😣 月経痛が強くなる
代表的な症状のひとつが、月経痛(月経困難症)です。
「昔より生理痛が強くなってきた」
「鎮痛薬を飲んでも痛みがつらい……」
このような場合は、一度婦人科で相談してみましょう。
🩸 経血量が増える
子宮腺筋症では、過多月経がみられることがあります。
経血量が多い状態が続くと、貧血につながる場合もあります。
「生理のたびに出血量が多い」
「ナプキンを頻繁に交換しないと不安」
など、気になることがあれば受診をおすすめします。
💭 生理以外にも痛みを感じることがある
子宮腺筋症では、月経時だけでなく、慢性的な骨盤痛や性交痛、排便痛などがみられる場合もあります。
🌸子宮内膜症ではどんな症状が出る?
子宮内膜症の代表的な症状も、強い月経痛です。
そのほかにも、
- 生理以外の下腹部痛
- 慢性的な骨盤痛
- 性交時の痛み
- 排便時の痛み
- 妊娠しにくい
などがみられることがあります。
子宮内膜症が進行すると、骨盤内で癒着を起こすこともあります。
「生理痛は昔からあるものだから……」と我慢している方も、年々痛みが強くなっている場合や、日常生活に支障が出るほどの痛みがある場合は、一度婦人科へ相談してみましょう☘️
🤰 子宮腺筋症と子宮内膜症は妊娠に影響する?
「将来、妊娠したいけれど大丈夫?」と心配になる方もいるでしょう。
🌸 子宮内膜症の場合
子宮内膜症は、骨盤内の癒着や卵巣子宮内膜症性嚢胞などによって、妊娠しにくさにつながることがあります。
治療を行う際には、年齢や症状だけでなく、妊娠を希望しているかどうかも大切な判断材料になります。
🩷 子宮腺筋症の場合
子宮腺筋症についても、妊娠を希望する場合には、病変の状態や症状、年齢などを考慮して治療方針を決めることが重要です。
子宮腺筋症があるからといって、必ず妊娠できないというわけではありません。
ただし、妊娠や妊娠経過への影響が指摘されているため、妊娠を希望している場合は早めに婦人科で相談することをおすすめします🌿
🔎 子宮腺筋症と子宮内膜症はどうやって調べる?
診断では、まず生理の状態や痛みなどについて詳しく確認します。
そのうえで、内診や超音波検査(エコー)などを行い、必要に応じてMRI検査などを追加します。
子宮腺筋症は、超音波検査やMRIで子宮の筋層の状態を確認することで診断につなげます。
子宮内膜症では、内診や経腟超音波検査などを行い、卵巣子宮内膜症性嚢胞などの有無を確認します。
なお、子宮内膜症は、症状や検査結果などから臨床的に診断して治療を開始することもあります。
💊 子宮腺筋症と子宮内膜症の治療法

治療方法は、症状の程度だけでなく、年齢・妊娠希望・病変の状態などを考慮して選択します。
💊 薬による治療
痛みに対しては、鎮痛薬(NSAIDs)などを使用します。
症状や病気の状態によっては、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)やプロゲスチン製剤などのホルモン療法が選択されることもあります。
ただし、使用できる薬剤や適した治療方法は一人ひとり異なります。
🏥 手術による治療
症状や病変の状態によっては、手術が検討される場合もあります。
子宮内膜症では、薬物療法で十分な効果が得られない場合や、不妊症を伴う場合などに、病変の焼灼・摘除や癒着剥離などの手術療法が検討されます。
子宮腺筋症についても、症状や妊娠希望などを踏まえて治療方法を選択します。
🌿 こんな生理の悩みがあれば婦人科へ

「生理痛がひどいけれど、これくらい普通かも……」と我慢していませんか?
次のような症状がある場合は、一度婦人科で相談してみましょう👇
- 😣 年々、生理痛が強くなっている
- 💊 鎮痛薬を飲んでも痛みがつらい
- 🏫 生理の痛みで仕事や学校を休むことがある
- 🩸 経血量が多い
- 💭 生理以外にも下腹部や腰が痛む
- 💑 性交時や排便時に痛みがある
- 🤰 妊娠を希望しているが、なかなか妊娠しない
こうした症状は、子宮腺筋症や子宮内膜症だけでなく、子宮筋腫などほかの婦人科疾患が関係している場合もあります。
「生理だから仕方ない」と決めつけず、気になる症状があれば婦人科で相談してみてくださいね😊
🌸 まとめ|子宮腺筋症と子宮内膜症はどう違う?
子宮腺筋症と子宮内膜症は、どちらも子宮内膜に類似した組織が関係する病気ですが、大きな違いは病変が存在する場所です。
🩷 子宮腺筋症
子宮の筋層に病変ができる
🌸 子宮内膜症
子宮内腔・子宮筋層以外の場所に病変ができる
どちらも強い月経痛などを引き起こすことがあり、妊娠を希望する場合には、将来の妊娠も考慮しながら治療方針を決めることが大切です。
生理痛や経血量の多さなど、気になる症状がある場合は、無理に我慢せず婦人科へご相談ください。
平野エンゼルクリニックでは、月経に関するお悩みをはじめ、さまざまな婦人科のご相談に対応しています🏥
「生理痛がつらい」
「経血量が多い」
「子宮の病気について相談したい」
など、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。