子宮筋腫の治療「注射」と「飲み薬」の違いとは?それぞれの特徴をわかりやすく解説
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皆さんこんにちは😊
鹿児島県鹿児島市上荒田町で無痛分娩も行っている産婦人科の平野エンゼルクリニックです!
子宮筋腫の治療について調べていると、
- 「子宮筋腫は注射で治療するって聞いた」
- 「飲み薬でも治療できるの?」
- 「注射と飲み薬、どちらがいいの?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実は子宮筋腫の治療には 注射タイプと飲み薬タイプがあり、それぞれ 目的や特徴が少し違います。
今回は、子宮筋腫の「注射」と「飲み薬」の違いについて、わかりやすく解説します。✨
子宮筋腫とは?

子宮筋腫とは、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。
30〜40代の女性に多く、成人女性の 約3〜4人に1人にみられるともいわれています。
筋腫があっても症状がない方も多いですが、次のような症状が出ることがあります。
- 月経量が多い(過多月経)
- 生理痛が強い
- 貧血
- お腹の張り
- 頻尿
- 下腹部の違和感
症状が強い場合や筋腫が大きい場合には、薬による治療が行われることがあります。
子宮筋腫の治療① 注射による治療
子宮筋腫の注射治療でよく使われるのがGnRHアゴニスト注射です。💉
この治療は、女性ホルモン(エストロゲン)を一時的に抑えることで
筋腫を小さくする効果が期待できます。
そのため、
✔ 手術前に筋腫を小さくしたい
✔ 月経量が多く貧血がある
✔ 症状を一時的に抑えたい
といった場合に使われることがあります。
注射治療の特徴
💉 月1回程度の注射
💉 筋腫を小さくする効果が期待できる
💉 手術前に使用されることが多い
ただし、この治療では女性ホルモンが低下するため、
⚠ ほてり
⚠ 発汗
⚠ のぼせ
など、更年期のような症状が出ることがあります。
また、エストロゲンが低い状態が続くと骨密度が低下する可能性があるため、
基本的には 長期間の使用は行いません。
さらに、治療開始直後には「フレアアップ」と呼ばれる現象が起こることがあり、
一時的にホルモンが上昇して出血などの症状が強く出る場合もあります。
子宮筋腫の治療② 飲み薬による治療

子宮筋腫の治療には、飲み薬が使われることもあります。💊
飲み薬にはいくつか種類があり、目的によって使い分けられます。
症状を抑えるための薬
次のような薬は、月経量や痛みなどの症状を軽くする目的で使われます。
💊 低用量ピル(LEP)
💊 黄体ホルモン製剤
💊 止血薬
これらは主に
✔ 月経量を減らす
✔ 生理痛を軽くする
といった症状コントロールのために使用されます。
筋腫を小さくする効果が期待される飲み薬
最近では、GnRHアンタゴニスト(レルゴリクスなど)という飲み薬の治療もあります。
この薬は、女性ホルモンの働きを抑えることで筋腫の症状改善や縮小が期待できる治療です。
特徴
💊 1日1回の内服
💊 月経量や痛みの改善
💊 筋腫の縮小が期待できる
ただしこの治療は女性ホルモンを抑えるため、骨密度低下などの影響を考慮し、投与期間には制限があります(例:レルゴリクスは6か月を超える投与は原則行いません)。
注射と飲み薬の違い
子宮筋腫の薬物治療は、次のような違いがあります。
| 注射治療 | 飲み薬治療 | |
| 方法 | 月1回程度の注射 | 毎日服用 |
| 主な目的 | 筋腫を小さくする | 症状のコントロール |
| 使用期間 | 短期間 | 薬の種類によって異なる |
| 使用場面 | 手術前など | 症状改善や経過観察 |
つまり、
✔ 筋腫を小さくしたい → 注射治療
✔ 症状をコントロールしたい → 飲み薬
というように、
目的に応じて治療を選択することが多いです。
治療方法は人によって変わります
子宮筋腫の治療方法は、
- 筋腫の大きさ
- 症状の程度
- 年齢
- 妊娠希望の有無
などによって 適した方法が変わります。
そのため、
「この治療が一番良い」
というものはなく、
患者さん一人ひとりに合わせて治療を選択することが大切です。
気になる症状があれば早めに相談を

子宮筋腫は多くの女性にみられる病気ですが、
- 月経量が多い
- 生理痛が強い
- 貧血がある
といった症状がある場合は、早めの受診がおすすめです。
最近では治療の選択肢も増えており、症状やライフスタイルに合わせた治療が可能です。✨
気になる症状がある方は、お気軽に 平野エンゼルクリニックまでご相談ください。👩⚕️